ロックユニットB’zは日本が誇るアーティストであり、音楽界のトップを走り続けています。
そんなB’zのヴォーカルを担当しているのは稲葉浩志(いなばこうし)さん。
ハイトーンボイスと圧倒的な肺活量からなる歌声は、他のヴォーカリストには真似が出来ない唯一無二のものであり、ファンを魅力する1つです。
しかし、稲葉さんにはそんなだれもがうらやむ歌声を持っていながら、歌わずにドラムをしていたことがあるんです。
友人に頼まれてドラムを叩いていた
「学生時代、大学生の頃ですけど。友達が、(ブルース・)スプリングスティーンとかがすごい好きな人で(笑)。ドラムちょっと叩ければいいから叩いてくれって言われて、なぜかドラム叩いてました」稲葉浩志
B’z ミラクルクロニクル154ページ
稲葉さんは横浜国立大学に在学していたときに友人に頼まれてドラムを叩いていたそうです。
ヴォーカルではなく稲葉さんにドラムスを担当させるとはなんてもったいない(笑)
本当に友人同士でワイワイと楽しくしていたって感じなんでしょうね。
ドラムスの快感は特になかった
「いや特になかった。ステージは僕やってないんで。スタジオで手伝ってただけなんで」稲葉浩志
B’z ミラクルクロニクル155ページ
「地味だなっていうか、”下手くそだな俺”って(笑)。自分で聴いててちょっと・・・気持ち悪いっていうか、もう少しこう(笑)」稲葉浩志
B’z ミラクルクロニクル155ページ
ドラムスをしたときの快感については特になかったらしいのですが、
それもそのはずで、稲葉さんはサポートメンバーとしてステージに立ったわけではなく、スタジオで手伝っていただけだそうです。
さらには、納得が出来るドラムのプレイができなくて“下手くそだな俺”と感じていたみたいなので心の底から楽しんでドラムを叩いていたというよりは頼まれたからしていた感じでした。
ドラマーじゃないだろうな
「やってる間はまぁ、ノリで楽しくやってましたけれど。叩きながら、乱れたりするのもわかるんで。まぁ、ドラマーじゃないだろうなっていう感じはしましたけどね」稲葉浩志
B’z ミラクルクロニクル155ページ
稲葉さんはドラムスを担当しているときも、ドラムは友人と楽しくする分には楽しいものの、自分には向いていないと感じていました。
そして、稲葉さんは大学卒業後は津山高校時代の文化祭で歌ったときの快感を忘れないまま、ビーイングが主催するヴォーカルスクール『ビーイング音楽振興会』に所属して、その後松本孝弘(まつもとたかひろ)さんと運命的な出会いを果たし、1988年に日本のロックユニットB’zとしてシングル「だからその手を離して」オリジナルアルバム「B’z」を発売してデビューしました。
コメント