B’zとは、1988年9月21日にシングル「だからその手を離して」とオリジナルアルバム「B’z」の同時リリースでデビューしたギタリスト松本孝弘とヴォーカル稲葉浩志からなるロックユニットです。
「当時は、CDにですね自分たちのレコーディングしたものの、ギターと歌のトラックだけを抜いたもの、要するにギターと歌のカラオケをですねCD1枚に焼いて全国を回っておりました」/稲葉浩志
B’z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-
「さっき見てもらったテレビの出演してるやつもあれもですね見てもらったら分かるようにずっとふたりっきりでやってるんですね」/稲葉浩志
B’z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-
ロックユニットなので、当時はレコーディングしたものからギターと歌のトラックを抜いたCDを持って2人で活動されており、テレビ番組にも2人だけで出演されていました。
しかし、B’zの初めてのツアー「B’z LIVE-GYM #00 “OFF THE LOCK”」ではサポートメンバーを入れてパフォーマンスをされました。
それからも、ツアーやフェスに参加するときなどライブをするときにはサポートメンバーを加えることが一般化して、最終的には「バンド」の形態となりました。
そんなB’zの歴史を支えたサポートメンバーのなかでも、延べ10年以上にわたってB’zとステージ上で演奏したのは、
ベーシストのバリー・スパークス(Barry Sparks)さん。
バリー・スパークスさんが初めてB’zのツアーに参加したのは、「B’z SHOWCASE 2003″BIG MACHINE”」ですが、その後2008年に開催された「B’z LIVE-GYM Pleasure 2008-GLORY DAYS-」からは2018年まで延べ10年以上にわたってB’zのベースを務められました。
また、彼がB’zのベースを務めていた2008年から2018年の間には、B’zのデビュー20周年、25周年、30周年というB’zにとって節目となる年もありましたので、そんな記念すべき期間をB’zと共に過ごしたメンバーでもあります。
では、どうしてB’zの松本孝弘さんと稲葉浩志さんはバリー・スパークスさんをB’zにとって記念すべき期間にB’zのサポートメンバーとして固定していたのでしょうか。
その答えが分かるエピソードをB’zの松本孝弘さんが、B’zデビュー20周年の節目に作られた年代記『B’z ミラクルクロニクル』のインタビュー中なかで話されていました。
なので今回は、B’zの松本孝弘さんがバリー・スパークスさんをサポートメンバーにしていた理由についてご紹介させて頂きます☺
B’z松本孝弘がバリー・スパークスについて語る「B’zには必要なんですよ」
バリー・スパークスは、ロックなのになんでも弾ける
「なんでも弾けて、ベーシックはロックなんだよね、っていう人がいないんですよ。特に日本人には。エイトも16もっていう・・・。そういう人が、B’zには必要なんですよ。だから、バリーはすごくいい。彼がいろんなところで、仕事に呼ばれるのはわかりますよね」/松本孝弘
B’z ミラクルクロニクル139ページ
ベーシストのバリー・スパークスさんをB’zの記念すべき年を含む10年間もの間、B’zのサポートメンバーに固定していた理由は、
B’zには必要だったから
と、B’zのリーダー松本孝弘さんはおっしゃっています。
B’zはロックユニットですが、親しみやすいポップな曲やレゲエ調の曲など幅広いタイプの曲があるため、いろんなタイプの曲を演奏できる人でないとB’zのサポートメンバーは務まりません。
しかし、特にベーシストは好きな音楽のタイプが決まっていることが一般的で、”なんでも弾ける”っていうベーシストはあまりいないそうです。
ですが、バリー・スパークスさんは基本はロックがベースとしてありながらも、いろんな音楽が好きでなんでも弾けるので、いろんなタイプの曲をやらないといけないB’zには必要だとおっしゃっています。
「そうですね。まず、性格がいいですよね、あのふたりは。人がすごくいいし。」/松本孝弘
B’z ミラクルクロニクル138ページ
また、松本孝弘さんはB’zのサポートメンバーを約17年間務めたシェーン・ガラースさんとともに、バリー・スパークスさんは性格が良く、人が良いという風にもコメントを残されております。
なので、こういった理由からB’zにとって記念すべき期間のサポートベーシストをバリー・スパークスさんに固定したんだと考えられます。
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