B’zとは、1988年9月21日にシングル「だからその手を離して」とオリジナルアルバム「B’z」の同時リリースでデビューしたギタリスト松本孝弘とヴォーカル稲葉浩志からなるロックユニットです。
「当時は、CDにですね自分たちのレコーディングしたものの、ギターと歌のトラックだけを抜いたもの、要するにギターと歌のカラオケをですねCD1枚に焼いて全国を回っておりました」/稲葉浩志
B’z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-
「さっき見てもらったテレビの出演してるやつもあれもですね見てもらったら分かるようにずっとふたりっきりでやってるんですね」/稲葉浩志
B’z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-
ロックユニットなので、当時はレコーディングしたものからギターと歌のトラックを抜いたCDを持って2人で活動されており、テレビ番組にも2人だけで出演されていました。
しかし、B’zの初めてのツアー「B’z LIVE-GYM #00 “OFF THE LOCK”」ではサポートメンバーを入れてパフォーマンスをされました。
それからも、ツアーやフェスに参加するときなどライブをするときにはサポートメンバーを加えることが一般化して、最終的には「バンド」の形態となりました。
そんなB’zの歴史を支えたサポートメンバーのなかでも、1番長くB’zとステージ上で演奏したのは、
キーボードの増田隆宣さん。
増田隆宣さんが初めてB’zのツアーに参加したのは、「B’z LIVE-GYM Pleasure’92″TIME”」ですが、それ以降は2018年に開催された「B’z LIVE-GYM Pleasure 2018-HINOTORI-」までの26年間、1998年のライブを除くすべてのライブでB’zのキーボードを務めました。
初期の頃こそ、松本孝弘さんと増田隆宣さんはよくケンカしていたみたいですが、最終的に増田隆宣さんは26年間もの間B’zのキーボードを担当されました。
では、どうしてB’zの松本孝弘さんと稲葉浩志さんは増田隆宣さんを26年もの間B’zのサポートメンバーとして固定していたのでしょうか。
そのことについてB’zの松本孝弘さんが、B’zデビュー20周年の節目に作られた年代記『B’z ミラクルクロニクル』のインタビュー中なかで話されていました。
なので今回は、B’zの松本孝弘さんが増田隆宣さんをサポートメンバーにしていた理由についてご紹介します☺
B’z松本孝弘が増田隆宣について語る「彼をクビにする理由がないんですよね」
増田隆宣は安定している
「彼はでも、クビにする理由がないんですよね(笑)。安定してますし。リハでも彼は、もう自分のペースが出来てるから、安心して見てられます。だから、リハーサルが始まった当初、しばらくなんにもやらないで、ずーっと聴いてたりするんですよ。多分自分の中で、CDも聴いて、ライブ向けにはどういうプレイをしようかな、とか、どのパートを弾こうかな、とか考えてるんだと思うんですよね」/松本孝弘
B’z ミラクルクロニクル138ページ
増田隆宣さんを16年もの間、B’zのサポートメンバーにしていた理由は、
クビにする理由がなかったから
とB’zのリーダー松本孝弘さんはおっしゃっています。
さらに、増田隆宣さんはB’zのサポートメンバーを16年間している経験から安定しており、自分のペースも出来上がっているそうで、B’zのメンバーも安心して見ていられるみたいです。
その増田隆宣さんの安定が分かるエピソードとして、増田隆宣さんはリハーサルでも初めはなんにもやらないでずっと聴いているだけの時間があるそうで、ライブで良いパフォーマンスをするために考えていると思うと松本孝弘さんは予想されています。
もう16年間もB’zのサポートメンバーとして演奏してきた増田隆宣さんにとって、曲を弾くための練習は必要なく、リハからライブに向けて考えておられたんですね。
「うん。ふっと見ると、”なんか弾けよ!”とか思うんだけど、なんにもやってなかったり、腕組んで聴いてたりするんですよ(笑)」/松本孝弘
B’z ミラクルクロニクル138ページ
しかし、考えているとは言え、松本孝弘さんはなにもしないで腕を組んで聴いているだけの増田隆宣さんを見て、「なんか弾けよ!」と思われたことはあったそうです。
「そう、考えてる。で、本番までには必ず間に合わせるから。」
B’z ミラクルクロニクル138ページ
それでも特に注意をしないのは、これまで本番までには必ず間に合わせてきた増田隆宣さんの実績と、16年間同じステージの上で演奏してきた増田隆宣さんへの信頼があるからなんだと思います。
また、過去に松本孝弘さんはサポートベーシストであるバリー・スパークスさんに対して、
「B’zには必要」とコメントをされています。
松本孝弘さんがバリー・スパークスさんを 「B’zには必要」と考えてサポートメンバーにしていた理由についてはコチラで詳しくまとめているので興味のある方はあわせてご覧ください。
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