B’z『LOVE PHANTOM』とは
『LOVE PHANTOM』は日本のロックユニット「B’z」が1995年10月11日にリリースした18枚目のシングル曲であり、およそ1ヶ月後に発売されるB’zの8thアルバム「LOOSE」の先行シングル曲です。
この作品は、発売を1ヶ月後に控えたアルバムからの先行シングル曲にもかかわらず、初動売上は当時の邦楽シングル曲歴代1位となる95.1万枚を記録し、累計は186.2万枚を売り上げ、B’zのシングルでは「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」に次いで2番目に高い売り上げを記録したB’zを代表する曲の1つです。
またこの曲には専用の演出があり、稲葉さんがステージ上でハットを被り、マントを着て、サングラスを掛けまさにヴァンパイアの姿になって、最後はPVさながらの数十メートルの高さからダイブするというド派手な演出があります。
この演出は、1995年に開催されたツアーであり、『LOVE PHANTOM』が初めて披露されたLIVEでもある「B’z LIVE-GYM Pleasure’95 “BUZZ!!”」の舞台演出を務めていた市川訓由さんのアイデアです。
当初は既存の曲「VAMPIRE WOMAN」(4thアルバム『RISKY』収録1990.10.07)の演出として考えていたそうですが、市川さんからこの話を聞いた松本さんが演出に興味を持ち、この演出ありきでそこから曲を書き下ろされました。その曲が『LOVE PHANTOM』になります。
このように松本さんが新たに新曲を作ってしまうほど市川さんの演出のアイデアは面白かったそうです。
この『LOVE PHANTOM』の演出を初めて聞いたときのエピソードは、2020年の10月31日から11月28日まで毎週土曜日に5週連続で開催されたB’z初となる無観客配信LIVE『B’z SHOWCASE 2020-5ERAS 8820-』の直前に配信されたB’zPARTY会員限定メンバースペシャルインタビューの中でも話されていましたのでご紹介します☺
B’z『LOVE PHANTOM』のステージ演出を聞いた感想
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「LOVE PHANTOM」のステージ演出
インタビュアー:『LOVE PHANTOM』の制作の流れは今となってはすごく有名な話になってるんですけれど、初め演出を聞いたときにどう思われましたか?
松本孝弘:ボクは話としてはまずは面白いなと思いましたけどね。ほんとにそんなこと出来るのかっていうのとあと、あの時、演出の市川さんは「VAMPIRE WOMAN」であの演出をやろうとしてたみたいなんだけど、話を聞いたら面白そうだったので、ボクの方から書き下ろしさせて欲しいと、その演出のために。それで『LOVE PHANTOM』を書いたんです。
稲葉浩志:ピンと来なかったんですよね、最初は。
飛び降りたりっていうのは。結局ほらでも、段取りでねこう着替えたりとかすごい細かい。
ギターからレーザーが出たりっていうのはあれが最後、企画があって曲作って、実際ステージで演奏しながら色んな段取りを含めて全部やるっていうのになるまで結構大変だったと思いますけどね。
インタビュアー:まさかあれを23年後もやるとは思ってもないですよね。
稲葉浩志:あの演出をね!!たしかに。
インタビュアー:もしかしたら、またあるかもしれないですね。
一同:(笑)
稲葉浩志:3mぐらいだったらいけるけど。25ぐらいから飛んでたから、だいぶ上から。
インタビュアー:松本さんもあれあてるの結構大変だったとおっしゃられてましたもんね。
松本孝弘:あれねそうだよね。ソロ弾きながらだからさ。なかなか難しいですよね。
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