日本の死因の上位を占める三大疾病の1つ「がん」。
代表的なものでいえば、「胃がん」「乳がん」「子宮がん」などが挙げられ、国立がん研究センターのデータによると、生涯でがんだと診断される確率は、男性が61.5%、女性が46.2%、男女問わず約2人に1人の確率でかかってしまう病気となっています。
つまり、「がん」は死亡率が高い病気であるにもかかわらず誰にでもかかる可能性がある病気だということです。
ただ、「がん」は早期発見、早期治療することにより身体的負担、経済的負担を軽減させられるだけでなく死亡率を低下させることもできます。なので、なるべく定期的に「がん検診」を受けることが望ましいのですが、身体的負担や経済的負担が伴うのも事実。結果、「がん検診」を受けられない人も多いと思います。
しかし、そのような負担をほとんどなくして受けられるがん検査が、
「線虫 N-NOSE(エヌノーズ)」
「線虫 N-NOSE(エヌノーズ)」とは、簡単に言うと、気軽に受けられるがん検査です。
そんな「線虫 N-NOSE(エヌノーズ)」の検査を母に受けてもらったので、購入方法から診断の結果まで「線虫 N-NOSE(エヌノーズ)」の検査を受けた体験談をご紹介させて頂きます。
【がん検査】キットはどこで買える?精度や費用は?線虫検査・『N-NOSE』を受けてみた感想【体験談】
「N-NOSE(エヌノーズ)」とは
ボクが56歳の母に受診してもらったのは、『N-NOSE』というがんのスクリーニング検査です。
『N-NOSE』は、健常者の尿からは逃げて、がん患者の尿には近づくという嗅覚の鋭い線虫たちの性質を利用して、胃がんや大腸がんなどの五大がんだけでなく、肝臓がん、子宮がんなど全15種類のがんに罹患している可能性があるか判定してくれる検査です。
この『N-NOSE』は、”気軽に受けられて早期発見につながるように“という考えで開発されたもの。受診者は尿を採取して提出するだけなので、がん検診の予約をして病院でバリウムを飲んだり、胃や腸に内視鏡を入れる必要がありません。自宅にいながら全15種類のがんに罹患している可能性があるか知ることが出来ます。
また、一般的な全身総合がん検診の平均価格は男性で約22万5,000円、女性で約24万1,000円と言われているそうですが、『N-NOSE』の検査キットの価格は12,500円(税込)。自宅に来てもらって提出する場合は、別途2,200円(税込)が掛かりますが、それでも比較的安価でがん検診を受けられるので経済的な負担が軽いです。
過去には「ガイアの夜明け」(テレビ東京系)をはじめとする色んな番組で取り上げられたほか、2021年10月には俳優の東山紀之さんが『N-NOSE』のテレビCMに出演して話題にもなりました。
『N-NOSE』はあくまでもがんに罹患している可能性があるか判定するスクリーニング検査ですが、ステージ1の段階でも発見できる精度の高い検査なので、気軽にがんの検査をしたい方は是非チェックしてみて下さい。
「N-NOSE(エヌノーズ)」体験談
ボクの母は今年2022年に56歳を迎えました。
そんな専業主婦の母はこれまでがん検診どころか健康診断も受診しないでも健康に過ごしてきたのですが、流石に息子として心配だったので『N-NOSE』による線虫検査を受診してもらいました。
『N-NOSE』は比較的安価で簡単な検査なのですが、ネットを使ってサイトで会員登録をする必要があったり、提出方法にも種類があったので、『N-NOSE』を体験した母の体験談をまとめてご紹介させて頂きます。
「N-NOSE(エヌノーズ)」の会員登録&検査キットを購入
まずは、『N-NOSE』のWEBサイトから「N-NOSE受付システム」に進んで、購入する検査キットの個数や氏名、住所など購入者情報を入力して、検査キットを購入しました。
ボクの場合は、auかんたん決済サービスを利用して購入したと思います。
検査キッドの確認&尿の提出予約
検査キットを購入した際に、「お支払い手続き完了のお知らせ」(メール)が届き、本日から7営業日以内に検査キットを発送すると書いてあったので待っていると、数日で検査キットが自宅に届きました。
箱の中には『N-NOSE』の検体提出手順書と検査キットが入っていたので、とりあえずその手順書に従って同封内容を確認。
そして、自分のログインIDとパスワードを入力して『N-NOSE』のマイページに進んで、検体提出手順書に記載されていた「検体提出予約番号」と「アクセスキー」を使って、検査キットの提出場所と提出期間を予約しました。
提出方法には、「自分でN-NOSEステーションへ持ち込む方法」と「自宅に取りに来てもらう方法」があったのですが、来てもらうと別途2,200円がかかってしまうし、行く予定があった大阪にも「N-NOSEステーション」があったので、自分で提出することに。母がいつでも大丈夫とのことだったので、提出期間はなるべく早い期間を選択して予約しました。
すると、検査予約完了のメールが届いたのであとは採尿して、予約した期間内に「N-NOSEステーション」に持ち込むだけです。
ちなみに提出場所、提出期間、検査キットの使用期限は、検査キット到着日から6ヶ月と決まっており、使用期限が過ぎた場合は検査を利用できなくなりますので、あらかじめ提出できる日を決めてから検査キットを購入した方が良さそうですね。
説明書に従って採尿
ボクは検体の提出方法として「N-NOSEステーションに持ち込む」を選択したので、同封されている同封物を用意。説明書に従って、検体を提出できるように準備しました。
ただ、指定場所に提出する場合は、専用の保冷バッグを冷凍させておき、その保冷バッグに尿を入れて、採尿から4時間以内に提出しないといけません。予定の都合の関係で母には6時に採尿してもらったので、10時まで提出する必要があり、急いで大阪に向かいました。
N-NOSEステーションに提出
大阪にある「N-NOSEステーション」は、梅田の大阪第一生命ビルB1にあると事前に調べて向かったのですが、なにしろ初めて行く場所だったので、当たり前のように迷ってしまいました。
迫るタイムリミット。ナビも正しい場所を教えてくれなくてかなり焦ったのですが、なんとか見つけて「N-NOSEステーションOSAKA」で無事に検体を提出。
検体の提出はスタッフさんが検体提出箱にあるバーコードを読み取るだけで終わったので、滞在時間は2分もなかったと思います。
ただ、「N-NOSEステーションOSAKA」の最寄り駅の1つであるJR大阪駅を中心とした日本最大級の地下街は、“梅田ダンジョン“と呼ばれるほど、複雑な構造になっており、大人でも迷子になってしまう人が多いです。
実際にボクも迷ってしまい、危うく提出できないところでしたので、「N-NOSEステーションOSAKA」までの行き方をまとめてさせて頂きました。写真を使って分かりやすく説明していますので宜しければご覧下さい。
》》【行き方案内】線虫検査の提出場所『N-NOSEステーションOSAKA』へのアクセス方法をご紹介します
約1ヶ月後に結果を確認
約1カ月後に『N-NOSE』から「結果報告書」と書かれた冊子が送られてきました。
恐る恐る中身を開き、がんリスク判定を確認すると…
低い(B判定)
適正な環境下で一定の期間、数十回の解析を行った結果、線虫に顕著な反応は見られなかったとのことでした。もちろん、この結果が120%がんがないことを保証することではないと分かっていましたが、それでも低いとの結果に安心することができました。
その後、『N-NOSE』のマイページでも同じ結果が反映されていました。
とりあえずよかったです(*´∀`)=3 ホッ
「N-NOSE(エヌノーズ)」 まとめ
今回は「線虫 N-NOSE(エヌノーズ)」の検査を母に受けてもらったので、購入方法から診断の結果まで「線虫 N-NOSE(エヌノーズ)」の検査を受けた体験談をご紹介させて頂きました。
がんは早期発見で5年以上生存率が上がると言われているのに、日本人のがん検診の受診率は諸外国に比べて低く、残念ながらあまり早期発見が出来ていないのが現状みたいです。
しかし、線虫検査は従来のがん検査とは異なり、身体的にも金銭的にも軽い負担でがんがあるかどうかを判定してくれます。
もちろん、あくまで線虫検査はがんがあるかどうかを判定するスクリーニング検査なので、がんが見つかってもがんの種類までは特定できませんが、何もしないよりは絶対に良いと思います。
それにボクの母もがんがある可能性は低いという結果でしたが、まだ不安は残るので健康診断は受けてもらうことになりました。
なので、まず最初に気軽にがんの検査をしたいという人にはおすすめの検査いうのが『N-NOSE』を利用した感想です。
以上、ボクが母に『N-NOSE』を試してもらったときの体験談でした。
コメント