B’z『GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-』とは
『GO FOR IT, BABY-キオクの山脈-』とは、B’zが2012年4月4日に発売した記念すべき50枚目のシングルです。
収録曲には、ペプシコーラのCMに本人が出演して話題になった表題曲”GO FOR IT, BABY-キオクの山脈-“や自分に自信の無い男性が恋人に向き合う姿が描かれたラブソング”流星マスク“をはじめとする名曲が揃っています。
この作品は前作「Don’t Wanna Lie」から約10ヶ月ぶりにリリースされた作品で、2012年に発売された唯一のシングルでもあります。
販売形態としては初回限定版と通常版の2種リリースで、初回限定版にはタイトル曲のPVと2011年9月28日にSHIBUYA-AXで開催されたプレミアムライブで披露された3曲の模様を収録したDVDが付随されました。
また、初回限定版と通常版ともにスペシャル特典として、ペプシネックス新TVCM「Tshirts live篇」に登場したB’z×PEPUSI NEX ”Special T-shirt”が2000名に当選する抽選に応募ができる応募抽選カードが封入されました。
B’z『GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-』チャート記録
『GO FOR IT, BABY-キオクの山脈-』はオリコンチャートで初登場1位を獲得しました。
そのためB’z5枚目のシングル「太陽のKomachi Angel」で初めてオリコンチャート1位を獲得して以降記録を更新している初登場1位連続記録はこの作品で46作品連続となり記録を更新しました。
また、首位獲得数がピンク・レディーと並んで1位タイとなる63週となりました。
B’z『GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-』タイアップ
ペプシコーラ「ペプシネックス」Tshirts live篇CMソングとして起用されました。
B’z『GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-』タイトルテーマ
歌詞はCMのキャッチコピー『Go for it!』をテーマとしており、稲葉は「例えば良い経験をしたら『あの経験をもう一度』と、逆に嫌な経験をしたらそれに囚われたまま。そのような『キオクの山脈』に囲まれて我々は暮らしてるんじゃないか。それを『GO FOR IT, BABY』という言葉で、乗り越えて生きていこうじゃないか(ということがテーマ)」と語っている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日々生活をすることで自分の中に積み重なる『キオクの山脈』。
それはどれも過去の産物でしかないのに、良い経験をしたら『あの経験をもう一度』、嫌な経験をしたらそれに囚われたまま。そうやって過去に縛られながら暮らしている人が多い。
それを『GO FOR IT,BABY』(がんばりましょう、皆さん)という言葉で乗り越えて生きていこうじゃないかということがテーマになっています。
B’z『GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-』 制作秘話
全然、意識をしないで制作
作るときには、50枚目というのは一回も思わなかった。/稲葉浩志
『be with!volume093』B’z PARTY 014ページ
後から聞いたんだよね。/松本孝弘
『be with!volume093』B’z PARTY 014ページ
ひとつの目安として50枚目のシングルとなれば数字的なものを意識してもいいと思いますが、B’zのメンバーである松本孝弘さんと稲葉浩志さんは全然意識していませんでした。
作曲を担当している松本孝弘さんも、作詞を担当している稲葉浩志さんも50枚目のシングルになるとは知らずに制作をしていたみたいです。
50枚目のシングルになると聞いて
50枚と言われても、意外と何とも思わなかった。/稲葉浩志
『be with!volume093』B’z PARTY 014ページ
そうだね。今までも、そういうのには全くこだわってないね。/松本孝弘
『be with!volume093』B’z PARTY 014ページ
『GO FOR IT, BABY-キオクの山脈-』が B’zの50枚目のシングルになると後から聞いて知ったそうですが、知ったときも意外となんとも思わなかったとおっしゃっています。
そもそもB’zのお二人は昔から◯◯枚とか◯◯周年とかいう数字にはこだわってこなかったみたいです。
サブタイトルが付いた経緯
“GO FOR IT,BABY”と、サビあたまで歌っていて、それがメインのタイトルなんだけど、”キオクの山脈”というのは、僕がただ詞だけを書いていた時にタイトルを付けたので、それがなくなるのがイヤだったから付けた。/稲葉浩志
『be with!volume093』B’z PARTY 014ページ
歌詞は、大分前から”キオクの山脈”という歌詞があって、今回の曲を聞いて、形を変えながら使えるかなというので書いていったんだよね。/稲葉浩志
『be with!volume093』B’z PARTY 014ページ
大分前に”キオクの山脈”という歌詞があって、それを仮タイトルにしていたけど”GO FOR IT,BABY”という言葉をサビで歌っていることから、メインのタイトルは “GO FOR IT,BABY”に決まりました。
でも、制作段階であった“キオクの山脈”というタイトルがなくなるのはイヤだったからサブタイトルとして加えたと稲葉浩志さんはおっしゃっています。
シングルで松本さんが歌うのは初めて
僕は周りが気にするほど全く気にしてなくて、こういうところもあったら、コンサートの絵的なところにもいいかもしれないし、という感じで。曲を創っている時に、そういうパートを入れようと思い付いて、自分が歌おうと思ってあのパートを創った。/松本孝弘
『be with!volume093』B’z PARTY 014ページ
みんなが考えるようなプレッシャーとか、僕はそういうのはあまり感じないから、稲葉君やボーカルディレクションの方の言うことを聞いて、こんな感じでどうかなと仕上げていった。/松本孝弘
『be with!volume093』B’z PARTY 015ページ
2番終了後にある「燃える朝の陽ざしを 全部俺にくれ見当違いのふざけた理想 灰になればいい」というパートはギタリスト松本孝弘さんが担当しており、松本孝弘さんが歌詞のあるパートをメインで歌うのは、10thアルバム「Brotherhood」に収録されている「夢のような日々」以来でシングルでは初めて歌われています。
このことに対して松本さん本人は全く気にしなかったそうで、プレーシャーを感じることもなく稲葉さんやボーカルディレクションの方の言うことを聞きながら仕上げたみたいです。
アドバイスというか、この言葉はどうですか?みたいな。歌ってみてこっちの方が良かったら、じゃあこっちでって。それで何回か歌ってもらって、慣れたところで録った。/稲葉浩志
『be with!volume093』B’z PARTY 015ページ
ヴォーカルの稲葉さんからは松本さんに対して特に技術的なアドバイスはありませんでした。
でも、歌いにくさなどの違和感をなくすために試行錯誤しながら言葉は選んで決めたそうです。
B’z『GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-』収録曲
01. GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-
02. 仄かなる火
03. 流星マスク
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