松本孝弘(Gt)と稲葉浩志(Vo)からなるロックユニット「B’z」は1988年にシングル『だからその手を離して』とアルバム『B’z』の同時リリースでデビューしました。
デビュー後は数々のヒット作品を連発して音楽界の歴史を塗り替え続けており、デビューから33年が経った現在も日本のトップを走り続けております。
そんなB’zがデビューした1988年から2020年までの32年間にリリースした作品はシングル53作品、オリジナルアルバム21作品、ベストアルバム9作品、ミニアルバム5作品、海外向けのミニアルバム1作品、コンプリート・ボックス1作品、コンピレーションアルバム2作品、非公式アルバム1作品、配信限定シングル4作品、配信限定アルバム3作品、配信サブスクリプション限定作品1曲、レコード作品21作品、映像作品23作品にもなり、楽曲総数は300曲を越え、バージョン違いの曲や未発表曲まで含めると確実に400曲以上は存在します。
このようにデビューから音楽活動を休まないで続けてきたB’zの作品は膨大な数です。
しかし、その作品の全てがすんなりと思うように制作されたわけではなく、稲葉さんが作詞に悩んだり、作曲が上手くいかない原因が分からず松本さんが“スタジオにもう行きたくない病”になったりもしました。
そうして色んな経験を積むなかで、レコーディングや勉強が煮詰まったときの対処法が見つかってきたそうで、2000年発売のB’z初のオフィシャルブック「B’z TWELVE」の中には1999年の松本さんのコメントが残されていたのでご紹介します☺
B’z松本孝弘が煮詰まったときにすること
「レコーディングという作業は、レコーディングに限らずいろんな仕事だとか勉強をしていて、煮詰まった時にはどうしたらいいんだろうという話がありますが、僕たちは、1日ですごく進行状況がいい日もあれば夜になってもなんにもできていないという日もあります。そういう時、昔は、できるまで、朝までやってました。それこそ次の日の朝10時だとかそれぐらいまでやっていたことがあるんですけれども。これもね、さすがに10年やってると無駄だなということに気がついたんです。そういう日はね、パッとやめて、飲みに行くとか帰るとか。帰っても、結局飲んだりするんですけれど」松本孝弘(1999年)
B’z TWELVE ■酒と・・・235ページ
松本さんは10年の経験の中で、作業が進まないときはパッとやめることも必要だと発見されたみたいです。
上手くいかない時に続けても無駄に時間を消費したり、完成度の低いものが生まれてしまうということは、レコーディングに限らず色んな場面で共通して起きる結果だと思います
パッとやめる決断はめちゃくちゃ勇気が必要なことだと思いますが、
効率よく完成度の高い結果を生むためには松本さんのこの方法が1番良いと思います。
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