今回ご紹介する映画は『ハッピー・デス・デイ』です。
男性関係にだらしがない女性・ツリー。
自分の誕生日にも関わらず、
いつものようにパーティーに向かう道中で、不気味な仮面を被った人物に襲われる。
彼女は必死に抵抗するも命を落としてしまう。
しかし目を覚ますと、なぜか彼女は死亡した日の朝に戻っていた。
ただの悪い夢なのだろうか。
奇妙に思いながらも自分の誕生日をもう一度過ごすが、またしても不気味な仮面を被った人物に殺害されてしまう。
彼女は来る日も来る日も不気味な仮面の人物に襲われ、命を落としては、誕生日の朝に戻った。
そしてこのループに気がついた彼女は「無限の命」を駆使して犯人を探し始めるが・・・
この作品は、何度も同じ一日を繰り返しながら自分を付け狙う犯人を探すストーリーです。
なのでパッケージ画像をみてホラー映画だと思う人もいると思いますが、メインは犯人を捜すサスペンス映画なのでホラーが苦手な人も楽しめるはずです。
皆さんもツリーを襲う犯人は誰なのか探しながら楽しんでください。
それでは『ハッピー・デス・デイ』をご紹介します☺
『ハッピー・デス・デイ』
-誕生日に殺されるなんて。え?しかも何回も?プレゼントは永遠に繰り返す-
イケてる女子大生で遊んでばかりのツリーは、誕生日の朝も見知らぬ男のベッドで目を覚ます。
慌しく日中にルーティンをこなした彼女は、夜になってパーティーに繰り出す道すがら、マスク姿の殺人鬼に刺し殺されてしまう。
しかし気がつくと、誕生日の朝に戻っており、見知らぬ男のベッドの中にいた。
その後も同じ一日を何度も繰り返すツリーは、タイムループから抜け出すため、
何度殺されても殺人鬼に立ち向かうが・・・
■スタッフ
監督:クリスファー・ランドン
製作:ジェイソン・ブラム
製作総指揮:アンジェラ・マンキューソ
■キャスト
テレサ・ツリー・ゲルブマン:ジェシカ・ロース(行成とあ)
カーター・デイヴィス:イズラエル・ブルサード(中村章吾)
■本編
1時間36分
■予告動画
『ハッピー・デス・デイ』あらすじ解説(ネタバレあり)
女子大生のツリーは、携帯の着信音で目を覚ます。
そこは見知らぬ男子大学生の寮の部屋だった。
昨日も泥酔したらしく、頭痛に苦しみながら起き上がるツリー。
そんな彼女に声を掛けたのは部屋の主である男子大学生・カーター。
「いつ起こすか迷ってたところだよ」
しかし、そんな彼の心配をよそにツリーは当然のように強い態度で頭痛薬を要求した。
ツリーは昨日のことはもちろん目の前にいる彼の名前すら覚えていなかった。
『このことは内緒よ』
ツリーは何か話そうとしていたカーターの言葉を遮り一方的に彼に口止めをした。
男子大学生の部屋をあとにした彼女は大学の構内を歩いて自分の部屋に向かう。
歩いている途中で、サングラスの男、環境保護の署名を求める女子大学生、芝生の上にいるカップルが目に入り、車のクラクションの音が耳に入る。
そこに1度デートをした関係のティムが現われる。
メールの返信について責められるツリーだが、ティムに暴言を吐き捨て立ち去るのだった。
女子学生寮に戻ったツリーは寮の女子会のリーダー・ダニエルに朝帰りを指摘されるが、軽く受け流して自分の部屋に向かう。
部屋に入るとルームメイトのロリから誕生日のお祝いに、手作りのカップケーキを渡される。
しかし、ツリーはロウソクの火を吹き消すと『私、炭水化物禁止なの』と言って、そのままゴミ箱に捨ててしまった。
ツリーは大学で授業に出席した後、意識高い系女子が集う、ダニエルのランチ会に参加する。
彼女はダニエルと一緒にイケてない女子・ベッキーを馬鹿にしてその場から追い出します。
そこにカーターが現われベッキーとぶつかり、ベッキーが持っていた飲み物がツリーにかかってしまう。
カーターはツリーが忘れたブレスレットを届けてくれたが、ツリーは礼を言うどころか、女子会の面々の前で渡す行為に、恥をかかされたと不機嫌になりに睨み付けた。
大学病院に向かったツリーは、偶然そこで看護師として働くロリと出会う。
ロリは「こんなことしてると報いを受けるよ」とツリーに忠告をする。
しかしツリーは「余計はお世話よ」と冷たく言い放って聞く耳を持たなかった。
病室の前に座る警官を脇目にみて、彼女が向かった先は先ほど大学で授業を受けたグレゴリー教授の研究室だった。
会うなりすぐに激しく絡み合い始めた2人の元にグレゴリー教授の妻が訪れる。
危機一髪で不倫関係はバレなかったが、ツリーは気まずさを感じその場を立ち去った。
その日の夜、部屋にいたツリーはダニエルからパーティーに誘われる。
そのとき一瞬停電が起こるが、電気はすぐに回復した。
彼女は父親から食事に誘われていたが、父親の元ではなくパーティー会場に向かうことにした。
大学敷地内で大学のフットボールチームを応援していた一団とすれ違う。
ツリーは気がつかなかったが、一団の中にいたチームマスコット“ベビー・マスク”を被った人物がジッと彼女を見つめていた。
夜道を歩いてパーティー会場に向かうツリー。
暗く不気味なトンネルに差し掛かり、工事用の照明で照らされている路上に置かれたオルゴールに気づく。
突然オルゴールからは「誕生日の歌」が流れはじめた。
オルゴールを手に取ろうとしたツリー。
その時、背後から音がして振り返ると、そこには奇妙なマスクを被った人物が立っていた。
その人物も大学のチームマスコット”ベビー・マスク”を被っていた。
ベビー・マスクを被った人物は、黙ったまま動くことなく不気味にたたずんでいる。
そして突然、ツリーに襲いかかる。
必死に抵抗して逃げるツリーだったが捕まってしまい大きな刃物で刺されてしまった。
ツリーは目を覚ます。
そこはカーターの部屋だった。
「いつ起こすか迷ってたところだよ」
聞き覚えのある言葉に違和感を感じるツリー。
日付を確認すると9月18日、自分の誕生日だった。
さらに、昨日とは違いカーターの名前も覚えていたし、カーターが頭痛薬をしまっている場所も知っていた。
彼女は悪い夢でも見たのだと考え、部屋を出ようとするがドアに貼られたステッカーの言葉が目に入る。
“今日は残りの人生の最初の日”
部屋から出た彼女は、今まで見た夢と同じように歩いている途中で、サングラスの男、環境保護の署名を求める女子大学生、芝生の上にいるカップルが目に入り、車のクラクションの音が耳に入る。
そこに1度デートをした関係のティムが現われる。
彼女はデジャブのような感覚に襲われ続けた。
それを気味悪く感じながらも女子寮に戻った。
すると声を掛けてくる女子会のリーダー・ダニエル、誕生日を祝うカップケーキを渡してくるロリ。
その後もみた夢と同じことが続き、記憶にある出来事がすべて的中することに彼女は困惑する。
夜になりパーティー会場に向かうツリーは、警戒しながら夜道を進む。
するとまたしても見覚えのあるオルゴールが路上に置かれていた。
ツリーは恐怖に駆られ、急いで来た道を引き返す。
そして彼女はようやく無事にパーティー会場に到着する。
しかし、ドアを開けるとそこにはベビー・マスクを被った人物が立っていた。
驚いたツリーはとっさに殴ってしまう。ところが相手は彼女も知るニックだった。
ツリーの友人達は誕生日を迎えた彼女の為にサプライズ誕生日パーティーを用意していたのだ。
気を取り直してツリーはパーティーに参加し、ニックの部屋に呼ばれて彼の部屋に向かった。
二人きりの部屋でツリーとニックは良い感じの雰囲気になり2人の時間を楽しむ。
しかし楽しく踊るニックの背後にベビー・マスクが出現する。
ニックは刃物で刺されてしまい、ツリーも襲われて抵抗するが割れた水パイプで体を刺されて・・・
ツリーが目を覚ますと、彼女はカーターの部屋にいた。
ツリーはここでようやく18日の誕生日を繰り返していることを確信する。
その後も同じ日を繰り返すも、ベビー・マスクの人物に殺害されて、誕生日の朝に戻ってしまうのだった。
『助けて・・・』
ツリーはカーターに全てを打ち明ける。
彼もツリーの言葉を理解することはできなかったが、彼女の犯人探しに協力することにした。
カーターは容疑者は、ツリーの誕生日を知っていて恨みをもっている人物だと推測する。
そうして、2人は繰り返される誕生日から抜け出すために犯人を探し始めた。
果たしてツリーは誕生日の次の日を迎えることはできるのだろうか!?
『ハーピー・デス・デイ』の魅力
ハッピー・デス・デイの魅力を挙げるなら、
「ツリーの個性的な性格」「犯人探し」は外せないです。
この辺りは注目してもらいたい見どころでもあるので詳しくご紹介させていただきます。
主人公がツリーだから楽しめる
この作品は、ツリーがベビー・マスクを被る人物に殺されると同じ日をループするという内容なので作中で彼女が何度も命を落とします。
普通は登場人物が命を落とすと悲しくなると思いますが、ツリーだから笑って観ることができちゃいます。
何故かというと、とにかくツリーがゲスい女だからです(笑)
友達からの挨拶の無視はあたりまえ、ルームメイトが用意した手作りのカップケーキを目の前でゴミ箱に捨てたり、大学の教授が既婚者だと知りながら関係を持ってたり、カーターの善意を睨み付けて返したり・・・
前半はツリーにイラッとする場面もいっぱいあります(゚Д゚)
だから正直ツリーが襲われてスッキリしてしまうかもしれません(笑)
でもそんな主人公だからこそ、最後まで笑いながら観られるようになっています。
作中でツリーは、犯人を見つけるために何度も誕生日を繰り返して犯人を絞っていく作戦を実行します。
つまり殺されることを前提とした作戦です。
スゴい胆力ですよね(笑)
しかも、どうせ死ぬならって素っ裸で大学の敷地をうろうろしたりもしました。
彼女はずっと見ていても飽きないので魅力としては外せません。
犯人探しが楽しい
命を落とすと誕生日を繰り返してしまうのでベビー・マスクを被った犯人を見つけることが1番重要な目的になります。
ツリーは死のループを利用して何度も誕生日を過ごすことで犯人に繋がるヒントを探したり、犯人を絞ろうと試みるんですけど、日頃の行いが悪くてうまくいかない。
彼女の言葉をだれも信じてくれないし守ってくれない、そして容疑者・犯行動機も多すぎて絞りきれないんです。
だから、この映画は犯人が誰なのか最後まで分からないんです。
きっと皆さんも犯人の正体を見つけられないと思います。
そういう意味で最後まで犯人探しを楽しめるのも魅力だと思います。
『ハッピー・デス・デイ』を観た感想
ホラー映画かと思って観た映画だったので、ループ系のホラーサスペンス映画だったことには驚きました。
でも主人公のツリーが魅力的なキャラクターだったり、犯人探しが面白くて楽しめました。
クライマックスの場面ではハッピーエンドになるのかバッドエンドになるのか展開が激しすぎて分からないところも良いし、結末が好みでめっちゃよかったです!!
また、ハラハラする場面が多くあるのでサスペンス系の作品が好きな人は絶対に楽しめるはずです!
『ハッピー・デス・デイ』は観ないともったいないですよ!!
まだご覧になっていない方がいらっしゃいましたらこの機会にいかがでしょうか☺
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