【広告】1件あたりの成果金額は20円?時期やジャンルによっても変動する?Googleアドセンスのクリック単価について

近年よく耳にする｢副業｣。副業とは本業以外の仕事のことです。一般的にはスキルアップや企業に頼らない収入を得るために副業をしている人が多いのですが、最近ではスマホだけで手軽に始められる副業も増えているため、スキマ時間を利用してお小遣いを稼ぐ感覚で副業している人もいらっしゃいます。

実際、厚生労働省が令和2年に行った｢副業・兼業に関する労働者調査｣では、働いている人の約10人に1人が何かしらの副業をしていることが分かりました。

このように副業は身近な存在になりつつあるのですが、特に色んな副業のなかでも人気の副業がブログです。ブログもPC1台あれば稼ぐことができますし、上手く運営すれば月100万円も夢ではないのでブログサイトを開設する人が増えています。

ただ、ブログの主な収入源の1つであるGoogleアドセンス広告は、クリック単価が一定ではないという側面があるので、既にブログを運営している人はクリック単価に頭を悩ませているのではないでしょうか?

なので今回は、Googleアドセンスのクリック単価の平均成果金額やGoogleアドセンスのクリック単価を上げる方法など、Googleアドセンスのクリック単価について詳しくご紹介させて頂きます。

【広告】1件あたりの成果金額は20円?時期やジャンルによっても変動する?Googleアドセンスのクリック単価について

Googleアドセンスとは?

Googleアドセンスとは、Googleが提供している広告配信サービスです。

運営しているウェブサイトにGoogleアドセンスが提供している広告を掲載するだけで、運営しているウェブサイトで収益化ができるようになります。さらに、Googleアドセンスは読者にとって最適な広告が表示されるだけでなく、表示された広告がクリックされる度に収益が発生する｢クリック報酬型広告｣なので、アフィリエイトなどと比べても収益を上げやすい広告となっております。

そんなGoogleアドセンスには、Googleが推奨しているディスプレイ広告、ネイティブ広告のインフィード広告、記事内広告、Multiplex広告など様々な広告ユニットがあるのですが、自分が運営しているウェブサイトに合った広告を選んで、手動で好きな位置に掲載することが可能です。

また、Googleアドセンスには、自動広告というフォーマットがあります。これはサイトに1つのコードを追加するだけで、Googleがサイトをスキャンして高い成果や収益が期待できる場所に広告を自動的に掲載してくれる機能なので、サイト運営者はコードを貼る作業をしなくても、サイトに広告を掲載することが出来ます。

支払いに関しては、月末の時点で差引残高が支払い基準額(最低8,000円)に達すると翌月末に指定した銀行口座に収益が振り込まれ、達していない場合は、合計額が基準額に達するまで収益の確定額は翌月に繰り越されます。

ただ、そもそもGoogleアドセンスはGoogleアドセンスの審査に合格しなければ広告を掲載することができません。なので、Googleアドセンスで収入を得たいと考えている方は、まずはGoogleアドセンスのガイドラインに従ったサイト作りを心掛けることが大切です。

Googleアドセンスのクリック単価について

Googleアドセンスのクリック単価とは?

クリック単価（CPC）は、ユーザーの 1 回の広告クリックから得られる収益額です。広告のクリック単価は広告主が決定し、宣伝内容に応じて競合広告より高いクリック単価が支払われる場合もあります。

クリック単価（CPC） – Google AdSense ヘルプ

Googleアドセンスのクリック単価(CPC)とは、ユーザーの1回の広告クリックから得られる収益額のことです。

上述させて頂きましたとおり、Googleアドセンスは広告がクリックされる度に収益が発生する｢クリック報酬型｣の広告なので、このクリック単価次第で得られる収益が大きく変動します。

Googleアドセンスのクリック単価は幅がある

例えば、10万クリックのCPCが20円であっても、その中には沢山の1円や2円のクリックも混在します。同様に100円以上のCPCも沢山存在します。CPCは一律ではなく、非常に高いものも低いものも存在します。

はじめまして。 最近になってクリック単価が3円となり原因がわからず困っています。 不正クリックが発生しているのかと思い色々調べていたのですが原因がわかりません。 ご教授お願い致します。 – Google AdSense コミュニティ

入札単価を2円程度の低めに設定している広告は沢山あります。広告枠に競争がない場合は、それらの低い単価の広告が表示されることは、一般的に起こります。

はじめまして。 最近になってクリック単価が3円となり原因がわからず困っています。 不正クリックが発生しているのかと思い色々調べていたのですが原因がわかりません。 ご教授お願い致します。 – Google AdSense コミュニティ

そんなGoogleアドセンスの収益に大きく影響するクリック単価ですが、実は1クリックあたりに発生する収益は一定ではありません。

Googleアドセンスのクリック単価は、1円~数百円までと大きく幅があり、運営しているウェブサイトのジャンルや記事の内容、広告の大きさなどによって変動します。

例えば、｢金融｣｢保険｣｢美容｣｢教育｣｢健康｣などの分野はクリック単価が高くなる一方で、雑記ブログに表示される広告のクリック単価は安かったり、スマホよりもパソコンからクリックされる方がクリック単価が高くなるといった具合です。

中には20円程度だったCPCが突然1円になることもあるため、不正クリックによるペナルティを疑う方もいらっしゃいますが、実際は単純に1円程度の広告が多く表示されているだけの可能性もあります。

Googleアドセンスのクリック単価の平均

では一体、Googleアドセンスのクリック単価の平均はいくらなのかと言いますと、一般的には20~30円と言われています。

ただ、広告を配信しているGoogleがGoogleアドセンスのクリック単価の平均を公表しているわけではありませんので、20~30円という金額もあくまでGoogleアドセンスの広告を掲載して収益を得ている人の感覚にすぎず正確な平均値は不明です。

Googleアドセンスのクリック単価はコントロール不可能

クリック単価はサイト運営者様のコントロールの及ばない要素であり、広告主様の意識の変化にも影響を受けるため、一度下がり始めると、上昇へと方向転換するのは容易なことではありません。クリック単価を引き上げるためにサイト運営者様が現状でできるベストの対策としては、ユーザーを引き付ける魅力的なオリジナル コンテンツをウェブサイトで質量ともに充実させることです。

クリック単価の低下 – Google AdSense ヘルプ

さらに、サイト運営者はGoogleアドセンスのクリック単価をコントロールすることができません。

Googleアドセンスのヘルプにも、｢クリック単価はサイト運営者のコントロールの及ばない要素であり、広告主様の意識の変化にも影響を受ける｣と記載されています。

サイト運営者は自身が運営しているウェブサイト内にGoogleアドセンスを掲載することは出来ますが、掲載される広告はページの内容や訪問した読者のCookieによって決められるため、サイト運営者自身は掲載する広告を選べません。また、Googleアドセンスのクリック単価は広告を出稿する企業活動の影響も受けるため、四半期決算がある月(3月、6月、9月、12月)のクリック単価は高くなり、四半期決算があった次の月(4月、7月、10月、1月)のクリック単価は低くなる傾向があります。

なので、Googleアドセンスの収益に大きく影響するクリック単価ではありますが、1クリックごとの単価をコントロールしようとするのではなく、SEOを意識したページ作りや読者を集められるような良質なサイト作りに意識を向けることが大切です。

Googleアドセンスのクリック単価を上げる方法

とはいえ、Googleアドセンスのクリック単価を上げる方法が何もないわけではありません。

Googleアドセンスには、｢金融｣｢保険｣｢美容｣｢教育｣｢健康｣などの分野やサイズが大きい広告のクリック単価が高くなる傾向がありますので、そのような広告をサイト内に表示させることで、クリック単価を上げることは可能です。

例えば、SEOを意識してクリック単価の高いジャンルの記事を投稿したり、パソコンなど1,000ピクセル以上の画面に表示されるワイドスクリーンへの表示をオンにすることで、ある程度クリック単価の高い広告を表示させることができます。

ただ、当然クリック単価が高い広告が表示されるジャンルは競争が激しいため、SEO上位を狙うのが難しいです。また、大きな広告はページの閲覧を邪魔するケースがありクリックされる頻度も低いので、クリック単価に縛られすぎるとかえって収益が落ちてしまう場合もしばしば。

結局、読者にとって役立つページを作って適切な位置に広告を掲載させることが、一番収益を上げられる方法だと思います。

Googleアドセンスのクリック単価を下げない方法

Googleアドセンスから配信される広告には、クリック単価が1円の広告から数百円の広告まで幅広くあり、同じウェブサイト内でも様々な広告が表示されています。

しかし、誤クリックや自己クリックによってペナルティを受けてしまうと、すべての広告のクリック単価が1円になってしまうほか、Googleには｢スマートプライシング｣という、成約率の低い広告クリックの単価を下げて調節する機能もあるので、ただクリック率を上げればいいというわけでもありません。

なので、Googleアドセンスのクリック単価を下げないためには、自分で故意にクリックしないことはもちろん、間違えて読者にクリックさせないように広告を掲載する位置などには注意が必要です。

Googleアドセンスのクリック単価に対する口コミ

私もアドセンスをメインで報酬を得ていますが、毎月の月初めは、どのジャンルもクリック単価が低くなりますし、給料日やボーナスが近くなるとグンと高くなったりします。クリック単価が高いと言われている投資関連の広告も、週末になると100円近い単価になりますが、平日のときは7円とか、15円になります。でも給料日が近いとまた上がったり。本当にアフィリエイター側としては予測が難しいです。こちらからは企業の内情が全く分かりませんからね。

googleアドセンスのクリック単価って、平均どれぐらいですか？ 今は… – お金にまつわるお悩みなら【教えて！　お金の先生】 – Yahoo!ファイナンス

Googleアドセンスのクリック単価が変動するということは、Googleアドセンスを利用しているサイト運営者は実感しているみたいです。

私自身も約2年近くGoogleアドセンスをメインに使ってサイトを収益化していますが、クリック数が同じでも収益が倍以上違う日も珍しくないので、もうクリック単価は気にしないようにしています。

Googleアドセンスのクリック単価について まとめ

今回は、Googleアドセンスのクリック単価について詳しくご紹介させて頂きました。

Googleアドセンスは読者にとって最適な広告を表示してくれるだけでなく、表示された広告がクリックされる度に収益が発生する｢クリック報酬型広告｣なので、アフィリエイトなどと比べても収益を上げやすい広告となっているほか、忍者AdMaxやi-mobile（アイモバイル)などの他のクリック報酬型の配信サービスと比べてクリック単価やクリック率が高いため、人気が高い広告配信サービスです。

そのためGoogleアドセンスを利用しているサイト運営者も多いと思いますが、実はよく分かっていなかったという方もいらっしゃったのではないでしょうか?Googleアドセンスのクリック単価について正しい知識を深めて、改善すれば更なる収益を期待することもできます。

ただ、読者に広告をクリックして貰うためには｢アクセス数｣を増やす必要がありますので、そのためにもまずは良質なサイト作りを心掛けましょう。

以上。最後まで記事を読んで頂きありがとうございました。